福祉施設同士の連携必要 災害弱者支援を訴え 東北被災地支援活

 東日本大震災の災害弱者の生活基盤を取り戻そうと、千葉市中央区の千葉市民会館で20日、東北被災地で支援活動を行った福祉関係者らによる講演会が開かれた。講演者からは現場経験に基づいた発言が相次ぎ、被災した高齢者や障害者への支援の必要性を訴えた。フェンディ眼鏡
 講演会は、障害者福祉施設を運営する社会福祉法人「オリーブの樹」(花見川区)が主催し初めて開催。
 仙台市や石巻市で高齢者福祉施設を運営する「東北福祉会」の野田毅本部次長は、施設が被災しながらも一部を近隣住民の一時避難所としたこと、福祉避難所として高齢者を受け入れた時の状況を報告。人気腕時計野田氏は「福祉避難所に指定されながら『利用者の支援だけで手いっぱい』と、受け入れを断った他の施設もあった。施設利用者だけでなく、周りの人々も助けることが福祉施設の使命ではないか」と語り、福祉施設同士の広域連携の必要性を訴えた。MBT シューズ
 デイサービスを営む「井戸端介護」(木更津市)の伊藤英樹代表は、石巻市で開いたサロンの事例を紹介。福祉サービスが足りない中、高齢者たちの居場所作りを続けたことを振り返った。シャネル 財布障害者入所施設を運営する「みづき会」(木更津市)の樋口敦夫常務理事は「被災地が元気にならなければ障害者は地域で生きられない」といったテーマで講演した。